『そして、御言を行う人になりなさい。おのれを欺いて、ただ聞くだけの者となってはいけない。』(ヤコブ1:22)
2017年1月15日・郡山キリスト共同教会、新年聖会2・山田和幸牧師(笹谷教会)によるメッセージ
聖会2 2017/1/15 午前10時30分〜
(1月第3主日・年度第3主日・新年聖会2)
みことばを行う信仰
説 教 山田和幸 牧師(笹谷教会牧師)
聖 書 ヤコブ1章19節〜27節より
讃 美 新聖歌18
新聖歌211
新聖歌361
交読文 新聖歌37(詩篇第119篇)
説教要旨
ヤコブの手紙の中心聖句であり、私たちの聖書信仰の中心となっている御言が21、22節です。
「御言を行う人」とはどんな人なのでしょうか。
Ⅰ神様の前に生きる信仰(27)
清く汚れのない「信心」は、神様の前のものです。ヤコブは外側だけ整えた姿勢を皮肉っています。
礼拝の時だけではなく、普段の生活の時でも臨在信仰に生きてこそ、本当の喜びに至る信仰となるのです。
Ⅱ きよい信仰
信仰者にとってきよさは最高の力です。その力の源は神様です。
しかし、怒りを制御し、忍耐強く過ごし、神様の御業を崇めるきよさは、容易には得られません。このきよさは、自動的に与えられるのではなく、みことばを聞くこと、実行することによって与えられるものです。
Ⅲ みことばに聴く
1.聴き従うべきなのは、みことばには、私たちのたましいを救う力があるからです(21)。
2.神様のみわざの前進を経験するためには、聞くことが大事だからです。
①「語るにおそく」(19)
②「怒るにおそく」(19)
③「聞くに早く」(19)
④ すなおに受け入れる(21)
⑤ 聞くだけでなく実行する(22)
Ⅳ みことばを実行する
① 何故みことばを実行する必要があるかというと、聞くだけで実行しないことは自分を欺くことだからです。(22)
② 実行とは外側の行動ではなく、自分自身の内面において実行するべきことです。「怒りを制御する」などは、心の中の行動です。
Ⅴ 実際的倫理に生きる信仰(27)
みことばを実行していくと、実際的な倫理生活が変わって行くはずです。
① 困っている孤児や、やもめを見舞い:互いに助け合いのできる信仰生活
② 自らは世の汚れに染まずに、身を清く保つ:自分の信仰の喫水線を守る信仰生活
結
みことばには魂を救う力、人をつくりかえる力があります。私たちは徹底的に聴く必要があります。そして、語られたみことばに信穎して応答の祈りを捧げ、実際に従い始めてこそ、神様の祝福に預かっていくことができるのです。