『喜びのおとずれ』ルカ2章・1~20節より

『御使は言った、「恐れるな。見よ、すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える。きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。」』(ルカ2:10〜11)

2016年12月25日・郡山キリスト共同教会、金井信生牧師によるクリスマス礼拝説教


2016/12/25 午前10時30分〜

(12月第4主日・年度第52主日・クリスマス・降誕祭)

喜びのおとずれ

説 教 金井信生 牧師

聖 書 ルカ2章1節〜20節より

讃 美 新聖歌80

    新聖歌82

    新聖歌75

交読文 新聖歌52(ルカによる福音書第1章)


説教要旨


キリストの誕生を最初に知らされたのは、野宿しながら羊の番をしていた羊飼いたちでした。

 

1.飼葉おけに救い主

救い主は、飼い葉桶の中におられました。子供が生まれてくるためにふさわしいところではなく、旅先で十分な備えもありませんでした。しかし、ヨセフとマリアの精いっぱいの努力と生まれてくる子供への愛が豊かに注がれているすばらしい誕生でした。

 

そして、この不足している中に生まれた方だからこそ、様々な困難に出会って、備えが足りなかったり、乗り越える力がなくて苦しんでいるわたしたちの思いを、キリストは知ってくださり、受け止めてくださっているのです。

 

2.救い主を求めて

羊飼いたちは、人口調査の対象に入れられていないほどに見下げられている人たちでした。しかし、神様は救いの知らせを告げるのに、素直に主の言葉を聞いて、実際に出かけていく人たちを選ばれました。

 

しかし、一方には知らせを聞いても、会いに行こうと思わない人がほとんどでした。その人たちは、神に会うことよりも、何かしてくれることを求めていたからです。

 

羊飼いたちはキリストの誕生を通して、神様にいつも見守られていることを確かめ、小さな働きでも神様に祝福されている確信を持つことを喜びました。神様がしてくれることよりも、神様に、何か小さいことでも自分にできることをしていく喜びを知っていました。

 

3.喜びを告げる者に

救い主に出会った羊飼いたちは、見聞きしたことを人々に伝え、喜びながら帰っていきました。今までは人を恐れ、世の中を恐れ、将来を恐れていましたが、「恐れるな」と天使を通して伝えられた神様からの喜びの知らせを聞き、人生の励ましを得、恐れずに喜びを伝える最初の人々になったのです。

 

やがてイエス様は十字架にかかって死なれ、三日目に復活されますが、その前後に弟子たちに語られたのも、「恐れるな」という言葉であり、「福音を広く知らせなさい」という命令です。

 

 

私たちに与えられた本当のクリスマスの喜びは、伝えるため、分け与えるために与えられているものです。分けて減るどころか、ますます喜びの輪が広がっていく幸いです。神の愛を世に現し、罪と死からの救いをもたらされたイエス・キリストの誕生を共に喜び、伝えていきましょう。