『ヨセフの献身』マタイ1章18節〜25節より

そして、家にはいって、母マリヤのそばにいる幼な子に会い、ひれ伏して拝み、また、宝の箱をあけて、黄金・乳香・没薬などの贈り物をささげた。そして、夢でヘロデのところに帰るなとのみ告げを受けたので、他の道をとおって自分の国へ帰って行った。』(マタイ2:11-12)

2016年12月11日・郡山キリスト共同教会、金井信生牧師による主日礼拝説教


2016/12/11 午前10時30分〜

(12月第2主日・年度第50主日・待降節3)

ヨセフの献身

説 教 金井信生 牧師

聖 書 マタイ1章18節〜25節より

讃 美 新聖歌68

    新聖歌311

    新聖歌355

交読文 新聖歌12(詩篇第33篇)


説教要旨


キリストがこの世にお生まれになるために、神様はマリヤと共にヨセフを用いられました。神様からの使命を受け止め、献身の思いをもって従う二人です。

 

1.正しい人ヨセフ

ヨセフは「正しい人」でした。これは、律法に示されていることを本人がきちんと守り行うだけでなく、周囲の人からもそのように認められていたということです。

マリヤが身重になったことを聞いてヨセフは苦しみ、ひそかに縁を切ろうとしました。これはマリヤへの大きな愛の表れです。

旧約に記される数々の律法を、一言で言い表すなら、

「あなた自身のようにあなたの隣人を愛さなければならない」(レビ 19:18)

です。ヨセフはマリヤに対してできる限りのことをしようとします。

 

2.信仰の戦い

ヨセフは、マリヤが

「聖霊によって」身ごもったことを聞きました。救い主がやがておいでになること、それも「おとめが身ごもって男の子を産む」(イザヤ 7:14)

と預言されていることはヨセフも知っています。信じているつもりです。しかし、自分の身に起ると、簡単には信じることのできないできごとでした。

神様はマリヤの言葉を信じようとするヨセフを支えるために天使を送られました。私たちは強い意志があるから、確かな事実があるから神様を信じられるのではありません。信仰は弱いのですが、それでも神様の言葉の中に救いがあると信じて求めていく中で、救いの手が差し伸べられてくるのです。

「献身」とは、何かをすることではなく、神様のご計画を受け入れ、自分もその中で生かされ、用いられていることを認めることです。心の中に不安や恐れ、疑いも生じます。人の目も気になります。でも最後は神を恐れる信仰、神様の救いを待ち望む希望、そして自分の安心よりも人の幸せを願う愛が最高の解決へと導きます。

 

3.インマヌエルの神

天使はヨセフに、生れてくる子の名を「イエス」と付けるよう命じました。この名はイザヤの預言する「インマヌエル(神われらと共にいます)」の成就であると、マタイは解き明かします。

神様から与えられた使命に、恐れや不安を抱きながらも従っていこうとする二人に、神様はいつも共にいて守り支えてくださり、すばらしい救いの計画を進めてくださいました。わたしたちもそれぞれの道で主がともにいて導き守ってくださっている幸いを喜びましょう。