『新しい道へ』マタイ2章1節〜15節より

そして、家にはいって、母マリヤのそばにいる幼な子に会い、ひれ伏して拝み、また、宝の箱をあけて、黄金・乳香・没薬などの贈り物をささげた。そして、夢でヘロデのところに帰るなとのみ告げを受けたので、他の道をとおって自分の国へ帰って行った。』(マタイ2:11-12)

2016年12月4日・郡山キリスト共同教会、金井信生牧師による主日礼拝説教


2016/12/4 午前10時30分〜

(12月第1主日・年度第49主日)

新しい道へ

説 教 金井信生 牧師

聖 書 マタイ2章1節〜15節より

讃 美 新聖歌82

    新聖歌86

    新聖歌215

交読文 新聖歌42(詩篇第130篇)


説教要旨


世界の歴史はイエス・キリストの降誕を境に紀元前(Before Christ)と紀元後(Anno Domini)に分けられます。私たちの生涯も主イエスを信じた時から新しい歩みに導かれるのです。

 

1.まことの神を知らない世界

博士たちの姿に、この世を支配している力があらわれています。

 

①科学の世界:博士たちは星の動きを調べていました。今日の天文学につながるものです。科学は「何がどうなったか」を調べますが、「なぜ」という問いかけには答えません。わたしは何のために生れ、生きているのかは科学ではわかりません。

 

②政治の世界:博士たちは国を指導したり、助言する役割を担っていたので、ヘロデ王の宮殿に迎えられました。ヘロデはローマ帝国に取り入って王の位を得た人物であり、エルサレムの人々や祭司長、律法学者たちはヘロデの怒りを恐れて、メシア誕生の知らせを聞き流します。いずれも目先の安心のために自分の立場や生活を守ることに汲々として、永遠に至る救いについて心を向けることをしませんでした。

 

③経済の世界:博士たちが持ってきた黄金・乳香・没薬は、非常に 高価なものです。またこれらを持ち運ぶための護衛の数も考えれば、博士たちは相当に裕福でした。

 

2.新しい道へ

このような博士たちが、持っていないものがありました。それは清い心であり、永遠の命です。

 

どちらが多い少ないとか、正しいかという相対的でしかない人の世では得られない救いを、博士たちは求めました。そして新しい星の現れに、まことの神からの救い主誕生を知って、尋ね求めてきたのです。

 

博士たちは幼な子イエス様に出会いました。そして別の道を通って帰って行ったのは、新しい人生に踏み出していたからです。

 

イエス様の前にひれ伏したとき、博士たちは、目に見える世界を超えたお方を拝みました。そして、この神様に守られ、導かれていることを知り、頼ることのできる平安を得ました。

 

また、喜んで贈り物をささげました。神様に愛され、生かされている感謝にあふれたからです。

 

そして、ヘロデの言葉に従わず、主の導きに従います。ここまで導いてきた星に代わって、キリストが命の光となって心に宿ってくださっているからです。

 

イエス・キリストを信じ、神様が共にいてくださる恵みの生涯に新しく踏み出しましょう。