創世記1章14~25節

2015/1/28(水)・29(木)聖研

14~19節「天体の創造」


   第四日には天体が創造されています。これは、二つの大きな光る物、つまり太陽と月によって昼と夜が治めさせた、とあるように、地上での時間的な区分が生まれたことを示すできごとです。


 古代から、昼夜の長短だけでなく、太陽や星の動きを調べて、種まきや収穫の時期を定めることが世界各地で行われていました。天体の運行を調べる人や、そのために設けた施設が、政治的また宗教的な権威を持つようにもなりました。


 ユダヤを挟む東のメソポタミアも、南のエジプトも、天体を神々とし、また星の運行に国の運命を占っていました。しかし聖書は


  昼はあなたのもの、夜もまたあなたのもの。あなたは光と太陽とを設けられた。詩篇7416


 と、造り主を賛美します。また、星の並びに形を見いだして、人の運命・運勢や性格まで占おうとすることに対して


 あなたはプレアデスの鎖を結ぶことができるか。オリオンの綱を解くことができるか。あなたは十二宮をその時にしたがって引き出すことができるか。北斗とその子星を導くことができるか。あなたは天の法則を知っているか。そのおきてを地に施すことができるか。ヨブ38:31〜33


 と問いただしています。共に造られたものである天体ではなく、被造物すべてが主を賛美するものとなることが、造られた目的にかなうものです。


 かの時には明けの星は相共に歌い、神の子たちはみな喜び呼ばわった。ヨブ387


 昼をつかさどらせるために日を造られた者に感謝せよ、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。夜をつかさどらせるために月と、もろもろの星とを造られた者に感謝せよ。そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。詩篇1368-9
 

2023節「水生動物と鳥の創造」


第二日に造られた大空と、分けられた水それぞれに住むべき生き物が第五日に創造されました。環境も条件もその間に整えられての、秩序ある創造の順序です。


 水の中に群がる生き物には、「大きな怪物」と「うごめく生き物」があります。

いわゆる魚だけでなく、すべての水生動物がこれに含められています。


「大いなる獣(新共同訳:大きな怪物)」とは、神話的な「レビヤタン」を指したり(イザヤ27:1)、「へび」(7:9)またナイル川の「龍(新共同訳:鰐)」(エゼ29:3)のことを言ったり、正体がよく分からない、しかし魚類とは区別される、水中の大きな生き物全体について用いられています。


鳥は「天のおおぞら」を飛ぶように造られました。「空中」という表現がヘブル語にないためにもってまわった言い方がされています。水中の生き物も鳥も「種類にしたがって」創造されました。また、「生めよ、ふえよ、満ちよ」と、後に人間に与えられるものと同様の祝福が与えられました。

 

2425節「陸上動物の創造」


第六日前半は、地上の動物が創造されます。


「家畜、這うもの、地の獣」それぞれの創造です。

「這うもの」は爬虫類や昆虫も含めた地上の小動物、また「地の獣」は野生の動物を指します。


同じ分類の仕方が(7:21148:10)にも見られますが、家畜と地の獣の近親性から、この二つは時に混じりあって用いられることもあります(創6:7エゼ38:20)。


地上の動物の創造は、神が地に命じられる、間接的創造です。しかしまた「神は…造られた」と再度述べられているように、動物は継続的に地の上で誕生し、地からのもので養われ育ってゆきますが、これも神様の創造のみわざが継続している働きです。


また、地上の動物が創造された後には「良しとされた」と記されますが、祝福の言葉はまだありません。これは続いての人間の創造があり、第六日の最後に祝福の言葉があるからです。水中や空中はともかく、地上においては人間の存在が欠くことのできない、神様の創造の主たる目的であり、また人間の存在が神様の御旨にかなっていれば、地上の動物たちも祝福を受けるからです。


こうして準備が整い、人間の創造があります。

地上の動物と連続的でありながら、しかし特別な言葉をもって人間は創造されます。