『からの器を携え来たれ』列王記下四・1~7

 列王記下四章にはエリシャの行った四つの奇蹟が記されています。それは、エリシャの力を見せつけるためではなく、①神は生きておられるお方であること。②みことばを通して神に出会い、神に信頼し、ゆだねて日々の生活の中で神の力と満たしを経験することのためなのです。

 

 第一 敬虔な家族の苦悩

 

 「預言者のともがら」の一人が妻とふたりの子を残して死んだとき、大きな負債もまた残しました。その妻は夫が「主を恐れる者であった」にもかかわらず、借金のため子どもが奴隷とされようとしているとエリシャに訴えました。

 

 

 私たちも預言者の妻のように、前途に何の希望ももてないとき、私を助けることのできるただ一人のお方である主イエスのみもとに行くことです(詩篇一〇三・13)。大切なことはただ神に頼る、神に訴える信仰と祈りです。神は私たちを愛するがゆえに、抱えている問題を同じ目線で見てくださるのです。

 

 第二 信仰の従順

 

 エリシャは預言者の妻が自分に出来るとの信頼に立っているかを確認します。その上で「あなたの家にどんな物があるか」と尋ねたのです。すると、「一びんの油のほかは、はしための家には何もありません」と答えましたが、これはエリシャを信頼してのことです。

 

 そこでエリシャはからの器をできるだけ多く集めるようにと命じました。彼女はどうしてそのようなことをしなければならないのかわかりませんでした。ただ人に従うのではなく、主にの名によって立てられている者に従ったのです。つまり神に従ったのです(ヘブル一一・1)。

 

 第三 神のみ声を聞く

 

 エリシャは彼女に、「戸の内に閉じこもり」なさいと命じます。私たちも自分の計画や予定、今直ぐにしなくてもよいものを締め出して、心の耳を神に向け、神の声を聞くことが大切です。

 

 そこでエリシャは「すべての器に油を注いで、いっぱいになったとき、一つずつそれを取りのけておきなさい」と。彼女は神が働かれると信じてエリシャの命じるままにしたのです。

 

 彼女はそれを売って負債を払い、残りで生活することができました。神のみことばに従うとき聖霊に満たされ、必要が満たされ、持てるものを主に差し出すなら用いてくださるのです。