『終末に生きる』Ⅰペテロ4章7~11節

ペテロ第1の手紙はユダヤの国から離れて住んでいるユダヤ人クリスチャンに書かれたのです(1:1)。その彼らに大迫害が起ころうとしていました。ペテロはその状況を熟知していて、その苦しい現実を直視しつつこの手紙を書いたのです。

彼はこの手紙を通して、各自の持ち場、立場において主なる神の恵みを味わい知り、そこに堅く立ち、善を行い、積極的に生きるように勧めました。

 

1 万物に終末がある 

ユダヤ人クリスチャンたちに「火のような試練」(12)が迫っていました。ペテロはそのことに言及する前に、「万物の終わりが近づいている」と、<終末の希望>を取り上げています。

聖書は、私たちの見える世界が崩れ去り、新しい天と地が出現すると告げています(Ⅱペテロ3:12~13)。それは、主の再臨の時起こり、どのような巨大地震にも振るわれない国です。(ヘブル12:26~28)。

私たち主イエスによって救われたものは、信仰によって永遠の約束を自覚し、「終わりは近い」ことを知り生きることです。(ローマ13:11~13)。


2 祈りせよ

ペテロは「心を確かにし、身を慎んで、努めて祈りなさい」(7)と勧めています。すなわち〈健全な心を保ち、油断なく祈祷に励みなさい〉と、落ち着いて、義務の怠慢に陥ることなく、目を覚まして祈ることを勧めているのです。

神は、万物を創造し、綿密な計画に基づいて調和を保ち、保持し、新天新地の目標へと導いておられます。その神を信じる信仰に堅く立って祈るのです。

現実がどのような状況の中ににあっても、制御不可能なことは何一つない、創造者なる神に祈るのです(ピリピ4:6~7)。


3 愛と使命に生きる

 ペテロはすでに、愛の勧めをなしてきました(1:223:8)さらに4章では、大迫害が確実に来る中で、この世の終わりが近いこと、神のご計画の完成のときがまもなく来ることを覚え、愛の業に励むことを強調しています(8)。

さらに、兄弟姉妹との交わりを深め、各自が神から与えられている使命を落ち着いて遂行することに専念することです。神から与えられている賜物をもって主体性と多様性をもって奉仕することです。

 大地震の状況の中で、各自の持ち場、立場で積極的に主の御名のために生きることです。