『まことの食物』出エジプト12章1~13節

神はイスラエルにエジプトを脱出した月(アビブ、太陽暦の34月)正月とするように命じられました。

彼らはその正月を迎える度に、エジプトから救ってくださったことを感謝し、神に従う生活をする信仰の更新の時としたのです。

その出エジプトの出来事から二つのことをまなびます。

 

1 子羊の犠牲

神に召されたモーセは、様々な災いを与えてエジプト王パロと対決します。しかし、パロは決して承知しませんでした。そこで神が最後の手段としてとられたのが厳しい裁きでした(12)。この審判はエジプトにいるイスラエル人もエジプト人も全部含まれていました。

しかし、神はモーセを通してイスラエル人には裁きを逃れる道をお示しになしました。それは子羊の血を二つの柱とかもいに塗ることでした(7.13)。

血による罪の許しについては、アダムとエバがサタンの誘惑に負け罪を犯した直後から神が約束されていたことでしす(創世記321、レビ記17-11)。

主イエスは十字架上で子羊として血を流してくださいました(ヨハネ1-29、Ⅰコリント5-7)。その結果、信じる者はいかなる罪でも許される救いの道が開けたのです(Ⅰペテロ1-1819.エペソ2-9)。


2 まことの食物

イスラエルの民が神の裁きから守られるために、殺した子羊の血を柱とかもいに縫っただけではありません。神はその子羊を食べるように命じられました(89)。

イエスは五つのパンと二匹の魚で五千人を養われた後、『私の肉を食べ、私の血を飲む者には、永遠の命があり……』(ヨハネ654)と言われました。さらに、『私が父によって生きているように、私を食べる者は私によって生きるであろう』(57)とも言われました。キリストの言葉を聞き、信じることを比喩的に食べるとか飲むと言われたのです。

その食べ方(聖書の読み方)は、①救われたことを感謝し謙って、②素直な砕かれた敬虔な心で、③思想書としてではなく、イエス・キリストを求めて、④御霊に教えられてです。その結果、イエスの心を知り、イエスの生き方を学び、イエスの愛に生きることを目指すのです。